ウォーキングデッド7【ネタバレ控えめ】
バットでぶん殴られた人
AmazonPrimeでリリースされたので早速視聴。
第一話は、ニーガンに誰がぶん殴られるか!というシーンから。
ウォーキングデッドあるある(というか海外ドラマあるある?)として、「人気のないキャストが殺される」というルールがあるとかないとか。
そして、シーズンの境目には大きな戦闘があり、そこで主要メンバーが死ぬことは良くある。
今回も、第一話にニーガンのバット(ルシール)で、被害者が……。
そ、それは、え、そんな、まさか……。
て感じで、なかなか話が進まねー!
誰がやられるかわからないストレスに見ている方もさらされるのだが、あまりにも長すぎる。
時間の使い方おかしい。
初回は通常の放映よりも長めの時間なのだろう。1時間番組(正味40分程度?)の1.5倍はあろうかボリューム。
それだけに、なかなか死なねー!
早くやってくれー! ひと思いにー!
というわけで、一話の終わりにやっと被害者確定……。
やれやれだぜ、軽快なのが海外ドラマ(というかドラマ)の良いところなのに、最近はあぐらかいちゃってチンタラしても許されると思ってんのか、とも邪推してしまうほどストレスフルな時間だった。。
ルシールが振り下ろされた瞬間、安堵する自分がどこかにいた。
ああ、やっと先に進んだ。やっと死んでくれた、と…。
『大事件』のインフレ
シーズンが長くなってくると、前作を超える困難、トラブルが求められる。
それを繰り返すことにより、どんどん主人公たちがヤバイ目に合わないといけない。
そういう意味では、「またか…」と呆れることなく、「あらあら、これどうなっちゃうのよ。大丈夫?」て感じで、今作はしっかり心配・ハラハラドキドキさせてくれる。
初回でメンバーをぶん殴られたリックたち同様、見ている方もトラウマが植え付けられているから、「こいつら刺激すると簡単に殺されるぞ」と警戒心が強くなる。
だから、ニーガン暗殺なんかを計画するメンバーがいると、やめとけやと思う心理も働くようになってくる(これが、後々ユージーンに効いてくる)。
リックたち同様、見ている方にも絶望感をしっかり与えてくる。
ドラマとしての刺激のインフレ問題は、見事乗り越えた印象。
で、最後にまたやらかす
シーズン7最終話、こちらも100分の拡大版になるのだが、これまた展開がおせー!
前述の通り、最終話なので誰か生贄がないと、次シーズンへの弾みが付けられない海外ドラマ。
ウォーキングデッド7も生贄が出る。
誰とは言わないけれど、見ていると、「こいつフラグ立ってんな」というのは明白。
だが、その描写がとにかく、ながーい!
オレそんなに好きじゃないから、何回もアップで見たくねーぞ!と思ってしまった。
そこそこ長い期間活躍したキャストだから、最後の手向けと言わんばかりに、顔面アップ、そしてある大事な人との会話シーンが続く。
おい、もう×××するんだから、早くしやがれ!
とうずうずしながら、こちらも案の定ある決断をしてくれ、ほっとひと安心。
それにしても、最後の銃撃戦、あの状態から始まったら、だいぶやられてるだろう……。バックも取られているし。という突っ込みは置いておいて、見事反撃の狼煙を上げることができた。
ジェフリー・ディーン・モーガンが主役
ニーガンことジェフリー・ディーン・モーガン。
彼が今回の主役と言っても過言ではない。
今作では、リックやダリルよりも光を放ち、彼の一挙手一投足に目を奪われる。
怖いはずなんだけど、どこか愛嬌があって、「あれ、こいつあんま悪いやつじゃあねえんじゃねえの?」と何度か思わされた。
ニーガンぶっ殺して終わり、じゃあ味気ないもの。
というわけで、なんだかんだ言ってS8もとても楽しみ、という話。