くんぺいのブログ

映画の話を中心に31歳サラリーマンが思うあれやこれや。結局、書くこと決まってないです。

2017年シネマランキング

完全に年明けておりますが…

今年、劇場で観た映画は44本でした。

毎年同じくらいなのですが、今年は最低でも50本は観ておきたいなと思いました。

試合やら何やらと、イベントが挟まるとどうしてもペースが落ちます。

今年はコンスタントに観られると良いですね。

 

というわけで、たった44本しか観ていないですが、ベスト10本上げます。

 

ベスト3

①メッセージ

この手の順番はとても悩ましいのですが、1位とするとドゥニ先生のこちらかなと。

終始鈍重な雰囲気が続くのですが、ああいった終着てのはすごく良いですよね。

ブレードランナーはランキングに入れていませんが、ドゥニ先生は見逃せない監督の一人になりました。

映画観たなぁという多幸感を与えてくれます。

 

②ドリーム

kunpeito.hatenablog.com

これは誰が観ても最高に楽しめる一本です。

人種差別、さらには性差別にも切り込んでいて、わかりやすく且つ、心に突き刺さります。

 

③SING シング

サントラを聞いて気持ちを高揚させた状態で観て、そこからさらに跳ね上がりました。

とにかく楽しく、最高な気分になります。

AmazonPrimeで出てきてから、吹き替え版、字幕版それぞれ一回ずつみました。

それくらい、いつ、誰が、何回観ても楽しめる一本です。

音楽映画の中でも、かなり高いクオリティではないでしょうか。

 

ベスト4~10

④ハクソーリッジ

主人公が相手を殺しまくる戦争映画ではないですが、緊張感と勇気を与えてくれます。

 

⑤ビニー 信じる男

こういう無茶苦茶な男に、熱くならない男はいないです。

ボクシング映画にハズレはないです。

 

⑥スウィート17モンスター

もっと若い頃に観ていたら、生涯ベストになっていたかもしれないくらい、青春時代を想起させてくれます。

主人公は女の子ですが、彼女にイラつき、それでもやっぱり見捨てられない。そして、彼女は自分だ、と感じた人も多いはず。

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2

またあいつらに会えた。それだけで最高です。

 

⑧ローガン

ただただ輝かしいヒーロー映画ではなく、本当の意味でのヒーローとは、正義とは、と考えさせられます。

最近のヒーロー映画で勧善懲悪のシンプルな作りは少ないのですが、本作もとにかく深いです。

 

ダンケルク

kunpeito.hatenablog.com

クリストファー・ノーランひいきなのでランキングに入れました。

監督の名前を聞くだけで、次回作が楽しみになります。

 

ベイビー・ドライバー

今までありそうでなかったカーアクションでしたので、ランク入り。

 

 

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』 評価:C

2017年最後の映画

もう既に2018年になってしまいましたが、2017年最後の映画はスター・ウォーズ(以下、SW)でした。

オリエント急行殺人事件と二本立てで観ましたが、SWファンでも何でもない私にとっては、2時間半の尺を使うほど面白い内容ではなかったです。

反乱軍も帝国軍も頭が悪いし、全ての工程において、「あれ、これ何のためにやってんだっけ?」ていうくだりも多いです。

興行成績も良いみたいなので、SWファンは喜んでいるのかもしれませんが、2時間半あれば他にもっと観る映画あるよなーと思ってしまいました。

『オリエント急行殺人事件』 評価:B

だいぶ久しぶり

仕事も無事納まり、念願のTOHOシネマズフリーパスをゲットして映画三昧!と言いたいところですが、フリーパスはオンライン予約ができません。

そのため、朝から劇場に入り、見たい映画を抑えておく必要があります。

というわけで、8:30からのオリエント急行殺人事件と、12:20のスターウォーズを鑑賞。

基本、当日にゲットできるチケットは、朝早い時間か夜の遅い時間。

一日一枚で良いから、オンライン予約させてください。。

このご時世、このアナログルールはいかがなものかと……。

 

ネタバレですか?

オリエント急行殺人事件と言えば、アガサ・クリスティーの名作ですが、これの犯人を言ってしまうことはネタバレなのでしょうか(笑)。

もう、シックスセンスと同じくらい、「観ていなくても知っている」レベルなのではないでしょうか。

そう考えると、「犯人が誰か!?」というインパクトよりも、そのあとに与える感動が重要なのでは、と思いました。

そういう意味では、本作は割と早い段階で(というか私が犯人を知っているせいもありますが)、犯人を臭わせることに抵抗はなさそうに感じました。

そのため、犯人を追い詰めるところや、犯人が明らかになるところにカタルシスはなく、殺すシーンが一番感動的でした。

犯人が知られていることが前提である以上、そこしか勝負できなかったというのもあるかもしれません。

ポアロのキャラ作りも良かったですが、過剰な変人演出もなかっため、やはり殺害シーンが一番の山場ではなかったのでしょうか。

とにかく、犯人が知られているミステリーでのこの作り・クオリティは、評価に値するのではと思いました。

 

最後の晩餐

ラスト、全員が横並びのテーブルに座るのですが、完全に「最後の晩餐」を意識していました。

チラ見せ、くらいであれば良かったのですが、あそこまでやっちゃうとトークバラエティか、グルメリポートかい…と突っ込みたくなりました。

向かい合わせで座らせて、半分半分でつなぎ合わせてそれとなく見えるようにする、くらいの方が良かったのではと。

あと、字幕のせいか、当時の文化とのギャップのせいか、序盤はよくわからんやりとりも多かったような気がします。

しかしながら、午後に観たスターウォーズに比べると満足感のある一本でした。

昇格の推薦しておきました

先日、冬季ボーナスのための面談がありました。

うちの場合、形式的な面談なので、このボーナスでは納得出来ないと言ったところで、金額の変動はありません(どこもそうなんですかね)。

何か言ったところで、今後、上司の態度が変わるかどうか、といった程度かなと。

 

で、新しい上司になって初めての面談にて、「昇格の推薦しておきました」と言われました。

(昇格と昇進の違いがわかってなかったので、調べましたが、昇格とは社内の格が上がることだそうです。つまり、対外的には昇進と言った方が伝わりやすそう。ですので、以後昇進で。)

推薦なので確定ではないのでどうなるかわかりませんが、嬉しさ反面、めんどくさー!とも思ってしまいました。

今のところ、お金にも地位にも不満ありません。

なので、昇進して得るものと言えば、昇給と責任感とめんどくさい現場以外の仕事と、カスみたいな事務処理です。

 

お金は必要ですし、役職も上がれば嬉しいです。

しかし、それより何より、早く家に帰って好きな映画や本、ゲームやキックボクシングに時間を割くことの方が重要だと思っています。

優先順位の問題で、お金や地位は比較的低いところにあります。

 

島耕作も真っ青な体たらくサラリーマンなのですが、見透かされたように上司からは、「まわりからの評価をもっと意識した方が良い。もったいない」と言われました。

 

いや、そもそも価値観をそこに重き置いてないんです。。

お金はあればあるだけ欲しくなるし、地位も同様。

来年4月、うまく断ちかけていた欲の世界への招待状が届くかどうか。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 評価:A

継続て難しいですね

絵描きはアプリ(※)を使ってほぼ毎日続けられていますが、ブログの方はなかなか続きません。

※継続する技術

継続する技術

継続する技術

  • Daisuke Toda
  • 仕事効率化
  • 無料

 先週は、IT観ましたが、何書こうかなーと考えていたら一週間放置でした。。

 

今年ベスト10入り?

期せずして『スタンドバイミー』を最近観たのですが、本作はスタンドバイミーを彷彿とさせるノスタルジーを感じました。

キャラクター作りもしっかりしていて、肩入れ、というか「自分はこいつだ」とまで没入させてくれます。

ちなみに、私は喘息持ちの彼に感情移入しました。

とにかく色々詰め込まれていて、この多幸感というか、満腹感が得られる映画でした。

面白いというのが前提ですが、この”いっぱい”な感覚が得られると、年間ベストに入れたくなります。

 

今週は、iPhone8への切り替えや、KNOCKOUTがあったので一本も観られず。。

ざぼりが続いていたので、そろそろ年間パスポート取得して、映画三昧始めねば。

ジャスティス・リーグ 評価:B

大道ヒーローモノ

試合から一週間経ちましたが、さすがに今週くらいは休むかと、ジムに行かずスーツを買ったり映画を観たり。

ITやらマイティソーやら宿題が溜まっていますが、とりあえずジャスティス・リーグを鑑賞。

どうしてもマーベルのアベンジャーズと比較してしまいますが、そういう観点からいくと、ライトでとても見やすい内容でした。

マーベルの方は、「ヒーローとは」「正義とは」というテーマで、結構重くなり勝ちなのですが、ジャスティス・リーグはストレートで軽快。

悪いやつやっつける、迷いなし、それだけ(多少迷いはあるけど)。

アクアマン、フラッシュ、サイボーグは初登場なこともあり、キャラの掘り下げは浅めだが、アクアマンは単独作品も計画されているようで、これからより広がりが見られることは間違いなし。

DCも良いんじゃない!というインパクトは充分与えられたのではないでしょうか(なぜか偉そう)。

 

冗談のセンス

これは、私の肌に合うかどうかだけなので、実際に観られた方の中には気にならない方もいたかと思います。

冗談のセンス、テンポがあまり良くなかったです。。

いや、面白いことをやっているのはわかるのですが、面白いと感じない、クスリとしてしまうことがありませんでした。

私だから、もしくは日本人だから理解できない冗談もあるのでしょう。

「いやー、今面白いことやってるんだろうけどなー、いやー、ちょっと笑うタイミングだったかー」て感じです。

なんか惜しいなと。

 

ここでもワンダーウーマン

本作も、バットマンVSスーパーマンで持っていたように、ワンダーウーマンの存在感が輝いていました。

ワンダーウーマン単独作ヒットで強烈な印象を与えたことにも起因しているかと思いますが、それにしても、この神々しさ……。

ガル様/ワンダーウーマンを観られただけでも、1,800円の価値はありました。

冒頭に、各キャラクターの登場シーンがあるのですが、あの音楽の入り方……。

あの登場シーンで、ウオオオオーと雄たけびを上げたくなる盛り上がりが生まれるのは、単独作の記憶が新しいからでしょう。

なんか、ずっと見ていたくなるキャラクターです。

素晴らしい。

 

最後にフラッシュ。彼は…

エズラ・ミラーと言えば、何と言っても『少年は残酷な弓を射る』でしょう。

こわーい少年のあの目つきで震えあがった人も多いかと思います。

そんな彼が、今回は庶民派ヒョウキンモノキャラ。

お笑い担当と言っても良いです。ピリついた空気を和ませるのが彼の役目でした。

ある程度大人でそれなりに暗い過去なんかを抱えている他のメンバーに比べて、軽快で楽しい雰囲気を醸し出してくれる重要なメンバーです。

彼自身も父親のこととかで結構大変なんでしょうけれど、まわりのメンバーにはそれを感じさせない陽気さ。

今回、弓は使いませんので、ご安心くださいませ。

 

総括

途中からオシッコを我慢していたことと関係があるかわかりませんが、主役キャラ大集合なのに話はシンプルにまとまっていて見やすい映画でした(たぶん関係ない)。

そのぶん、というかマーベルで重いテーマをぶつけられ慣れていたせいか、ちょっと軽く感じたのも事実。

でも、マーベルよりこっちの方が好きという人も多そう。

空前のアメコミヒーローブームはまだまだ止まりません。

試合の結果と死にたくなった話

11月26日の結果から

一昨日の日曜にアマチュアキックボクシング大会がありました。

結果は、判定3-0で勝利……でしたが、いろいろと問題がありました。。

感情面でなかなか整理できなかったので、ブログに上げるまで時間が掛かりました。

 

減量失敗

計量前日は契約体重54㎏に対して、53.1㎏まで落ちました。

完全にやり過ぎたと、ご飯やサツマイモなど、体重を計りながら少しずつ食べました。

しかし、翌朝は食べた分そのまま落ちて、53.1㎏に戻りました。

これはまずいと試合当日の朝、オニギリ2つ、うどんを食べて計量へ。

しかし、計量でも同じく53.1㎏まで落ちていました。

体重計の差はあるのでしょうが、それでも数時間で数百gそっくりそのまま消えました。

試合は昼過ぎだったので、バナナやパスタなどを口にしましたが、あまり食べすぎても良くないかなと思い、控えめにしました。

今考えると、あのとき(本当は前日、いやもっと前から)にご飯をもっと食べておけば良かったと後悔しました。

 

ミット打ちから身体が重かった

試合1~2時間くらいまえに、軽く体を動かしました。

柔軟から、シャドー、そしてミット打ちです。

しかし、攻撃、特にキックに体重が乗っていません。

力が入らなかったのです。

パンチのキレもなく、これはまずいなと気付きました。が、そのままリングに上がることに。

 

とにかく力が入らない

試合に入る恐怖心や、仲間の試合諸々の話はすっ飛ばして、ゴングが鳴って1Rが始まるところから。

ジャブ、右ローと放っていき、ことごとく当たりました。

相手の動きがあまり良くないです。

相手のミドルキックも全てカット出来ました。

失礼ながら、実力の差は明らかでした。完全にこちらの方が上手でした。

しかし、それより何より私が自分自身の身体ではないように重い。

パンチ、キックとどんどん当てていきますが、倒せない。

2Rになる頃には、私の動きが完全に鈍り、泥試合へ突入。

あとで動画を確認しましたが、応援も途切れ、会場全体がしょんぼりした雰囲気に。

老人同士の殴り合いを見るような哀れんだ熱量。

170試合ありましたが、最も盛り上がらなかった試合と言っていいでしょう。

死にたくなるような絶望感を覚える展開となりました。。

結果、私が一方的に殴り、しかし、倒せず、判定勝利という結果だけ残して、リングを去りました。

 

気付いたこと

2つあります。

①減量のやり方がわかっていなかった

無理やり食べる量を減らして、体重が減り出すとそれこそジェットコースター。

食べても食い止めることができませんでした。

というか、減り始めてから、もっと食べなければいけませんでした。

半月、1ヶ月という単位で調整を失敗しました。

せめて、前日がっつり食べていれば、リカバリーできたかも。。

 

②強くなるためには減量するべきではなかった

プロであるならば、自分より小さい相手と戦うために減量します。

前日計量なので、計量が終わればすぐに体重を増やして、いつもの自分になることで、契約体重よりも大きくなることができます(当然、相手も同じことやりますが)。

しかし、アマチュアは当日計量。

しかも、プロで飯を食うわけではないのですから、勝ち負けの結果よりも、「とにかく強くなり続ける」ことに重きをおくべきでした。

そう考えると、自分のような痩せタイプは「身体を大きくする=強くなる」につながると思うのです。

なので、減量なんてやる必要なかった。

上の階級でやるべきでした。。

減量の途中で気付きましたが、一度決めたことなのでやりきろうと思いました。

ですが、「体重を減らしただけ」で、案の定良い結果が得られませんでした。

 

死にたくなるような気分のときに

ガス欠のだらしない試合内容に会場にいた仲間は、呆れてなのか、寂しさなのか、笑いのネタにすらしづらい状況だったようです。。(努めて、私はネタにしましたが…)

会場にいなかった仲間は、「勝ちは勝ち。気にするな」と言ってくれます。

実際に試合内容を見ていたら、そんな温かい言葉をかけてくれたかどうか……。

 

自身で動画を見返して、情けない内容に、本当に泣きたくなりました。。

その気分から、少し時間が経過して精神的に回復したので、ブログを書くことにしました。

母親からは動画を送ってくれと楽しみにしているらしく、これまた一つ辛い仕事が残っております。

 

趣味なのに、なんでこんな思いをしてんだと思われるかもしれませんが、何とも言えない気分にまとわりつかれております。

ここ一ヶ月は仕事が忙しく、特に出張が多かったこともあり、運動ができない状況で体重を減らすとなると、食事を減らすという選択肢しか考えられませんでした。

また、例によって寒くなってきて体調が悪くなり、今回こそは絶対に風邪はダメだと運動を控える(=食事を控える)という悪循環を生みました。

こんな状況でリングに立てただけでも大したものだ、と自分を慰めることで、多少気休めにはなっています。

 

試合が終わり、あれやれこやとやりたいことがあったのですが、今一つモチベーションが上がっていないです。

肉体的なダメージはほとんどありませんが、精神面は少し回復まで時間がかかりそうです。

未だ負けはありませんが、勝ってもこんな辛い思いをするのかと、人生の厳しさを痛感しましたという話。