『オリエント急行殺人事件』 評価:B
だいぶ久しぶり
仕事も無事納まり、念願のTOHOシネマズフリーパスをゲットして映画三昧!と言いたいところですが、フリーパスはオンライン予約ができません。
そのため、朝から劇場に入り、見たい映画を抑えておく必要があります。
というわけで、8:30からのオリエント急行殺人事件と、12:20のスターウォーズを鑑賞。
基本、当日にゲットできるチケットは、朝早い時間か夜の遅い時間。
一日一枚で良いから、オンライン予約させてください。。
このご時世、このアナログルールはいかがなものかと……。
ネタバレですか?
オリエント急行殺人事件と言えば、アガサ・クリスティーの名作ですが、これの犯人を言ってしまうことはネタバレなのでしょうか(笑)。
もう、シックスセンスと同じくらい、「観ていなくても知っている」レベルなのではないでしょうか。
そう考えると、「犯人が誰か!?」というインパクトよりも、そのあとに与える感動が重要なのでは、と思いました。
そういう意味では、本作は割と早い段階で(というか私が犯人を知っているせいもありますが)、犯人を臭わせることに抵抗はなさそうに感じました。
そのため、犯人を追い詰めるところや、犯人が明らかになるところにカタルシスはなく、殺すシーンが一番感動的でした。
犯人が知られていることが前提である以上、そこしか勝負できなかったというのもあるかもしれません。
ポアロのキャラ作りも良かったですが、過剰な変人演出もなかっため、やはり殺害シーンが一番の山場ではなかったのでしょうか。
とにかく、犯人が知られているミステリーでのこの作り・クオリティは、評価に値するのではと思いました。
最後の晩餐
ラスト、全員が横並びのテーブルに座るのですが、完全に「最後の晩餐」を意識していました。
チラ見せ、くらいであれば良かったのですが、あそこまでやっちゃうとトークバラエティか、グルメリポートかい…と突っ込みたくなりました。
向かい合わせで座らせて、半分半分でつなぎ合わせてそれとなく見えるようにする、くらいの方が良かったのではと。
あと、字幕のせいか、当時の文化とのギャップのせいか、序盤はよくわからんやりとりも多かったような気がします。
しかしながら、午後に観たスターウォーズに比べると満足感のある一本でした。