くんぺいのブログ

映画の話を中心に31歳サラリーマンが思うあれやこれや。結局、書くこと決まってないです。

試合の結果と死にたくなった話

11月26日の結果から

一昨日の日曜にアマチュアキックボクシング大会がありました。

結果は、判定3-0で勝利……でしたが、いろいろと問題がありました。。

感情面でなかなか整理できなかったので、ブログに上げるまで時間が掛かりました。

 

減量失敗

計量前日は契約体重54㎏に対して、53.1㎏まで落ちました。

完全にやり過ぎたと、ご飯やサツマイモなど、体重を計りながら少しずつ食べました。

しかし、翌朝は食べた分そのまま落ちて、53.1㎏に戻りました。

これはまずいと試合当日の朝、オニギリ2つ、うどんを食べて計量へ。

しかし、計量でも同じく53.1㎏まで落ちていました。

体重計の差はあるのでしょうが、それでも数時間で数百gそっくりそのまま消えました。

試合は昼過ぎだったので、バナナやパスタなどを口にしましたが、あまり食べすぎても良くないかなと思い、控えめにしました。

今考えると、あのとき(本当は前日、いやもっと前から)にご飯をもっと食べておけば良かったと後悔しました。

 

ミット打ちから身体が重かった

試合1~2時間くらいまえに、軽く体を動かしました。

柔軟から、シャドー、そしてミット打ちです。

しかし、攻撃、特にキックに体重が乗っていません。

力が入らなかったのです。

パンチのキレもなく、これはまずいなと気付きました。が、そのままリングに上がることに。

 

とにかく力が入らない

試合に入る恐怖心や、仲間の試合諸々の話はすっ飛ばして、ゴングが鳴って1Rが始まるところから。

ジャブ、右ローと放っていき、ことごとく当たりました。

相手の動きがあまり良くないです。

相手のミドルキックも全てカット出来ました。

失礼ながら、実力の差は明らかでした。完全にこちらの方が上手でした。

しかし、それより何より私が自分自身の身体ではないように重い。

パンチ、キックとどんどん当てていきますが、倒せない。

2Rになる頃には、私の動きが完全に鈍り、泥試合へ突入。

あとで動画を確認しましたが、応援も途切れ、会場全体がしょんぼりした雰囲気に。

老人同士の殴り合いを見るような哀れんだ熱量。

170試合ありましたが、最も盛り上がらなかった試合と言っていいでしょう。

死にたくなるような絶望感を覚える展開となりました。。

結果、私が一方的に殴り、しかし、倒せず、判定勝利という結果だけ残して、リングを去りました。

 

気付いたこと

2つあります。

①減量のやり方がわかっていなかった

無理やり食べる量を減らして、体重が減り出すとそれこそジェットコースター。

食べても食い止めることができませんでした。

というか、減り始めてから、もっと食べなければいけませんでした。

半月、1ヶ月という単位で調整を失敗しました。

せめて、前日がっつり食べていれば、リカバリーできたかも。。

 

②強くなるためには減量するべきではなかった

プロであるならば、自分より小さい相手と戦うために減量します。

前日計量なので、計量が終わればすぐに体重を増やして、いつもの自分になることで、契約体重よりも大きくなることができます(当然、相手も同じことやりますが)。

しかし、アマチュアは当日計量。

しかも、プロで飯を食うわけではないのですから、勝ち負けの結果よりも、「とにかく強くなり続ける」ことに重きをおくべきでした。

そう考えると、自分のような痩せタイプは「身体を大きくする=強くなる」につながると思うのです。

なので、減量なんてやる必要なかった。

上の階級でやるべきでした。。

減量の途中で気付きましたが、一度決めたことなのでやりきろうと思いました。

ですが、「体重を減らしただけ」で、案の定良い結果が得られませんでした。

 

死にたくなるような気分のときに

ガス欠のだらしない試合内容に会場にいた仲間は、呆れてなのか、寂しさなのか、笑いのネタにすらしづらい状況だったようです。。(努めて、私はネタにしましたが…)

会場にいなかった仲間は、「勝ちは勝ち。気にするな」と言ってくれます。

実際に試合内容を見ていたら、そんな温かい言葉をかけてくれたかどうか……。

 

自身で動画を見返して、情けない内容に、本当に泣きたくなりました。。

その気分から、少し時間が経過して精神的に回復したので、ブログを書くことにしました。

母親からは動画を送ってくれと楽しみにしているらしく、これまた一つ辛い仕事が残っております。

 

趣味なのに、なんでこんな思いをしてんだと思われるかもしれませんが、何とも言えない気分にまとわりつかれております。

ここ一ヶ月は仕事が忙しく、特に出張が多かったこともあり、運動ができない状況で体重を減らすとなると、食事を減らすという選択肢しか考えられませんでした。

また、例によって寒くなってきて体調が悪くなり、今回こそは絶対に風邪はダメだと運動を控える(=食事を控える)という悪循環を生みました。

こんな状況でリングに立てただけでも大したものだ、と自分を慰めることで、多少気休めにはなっています。

 

試合が終わり、あれやれこやとやりたいことがあったのですが、今一つモチベーションが上がっていないです。

肉体的なダメージはほとんどありませんが、精神面は少し回復まで時間がかかりそうです。

未だ負けはありませんが、勝ってもこんな辛い思いをするのかと、人生の厳しさを痛感しましたという話。