試合の結果と死にたくなった話
11月26日の結果から
一昨日の日曜にアマチュアキックボクシング大会がありました。
結果は、判定3-0で勝利……でしたが、いろいろと問題がありました。。
感情面でなかなか整理できなかったので、ブログに上げるまで時間が掛かりました。
減量失敗
計量前日は契約体重54㎏に対して、53.1㎏まで落ちました。
完全にやり過ぎたと、ご飯やサツマイモなど、体重を計りながら少しずつ食べました。
しかし、翌朝は食べた分そのまま落ちて、53.1㎏に戻りました。
これはまずいと試合当日の朝、オニギリ2つ、うどんを食べて計量へ。
しかし、計量でも同じく53.1㎏まで落ちていました。
体重計の差はあるのでしょうが、それでも数時間で数百gそっくりそのまま消えました。
試合は昼過ぎだったので、バナナやパスタなどを口にしましたが、あまり食べすぎても良くないかなと思い、控えめにしました。
今考えると、あのとき(本当は前日、いやもっと前から)にご飯をもっと食べておけば良かったと後悔しました。
ミット打ちから身体が重かった
試合1~2時間くらいまえに、軽く体を動かしました。
柔軟から、シャドー、そしてミット打ちです。
しかし、攻撃、特にキックに体重が乗っていません。
力が入らなかったのです。
パンチのキレもなく、これはまずいなと気付きました。が、そのままリングに上がることに。
とにかく力が入らない
試合に入る恐怖心や、仲間の試合諸々の話はすっ飛ばして、ゴングが鳴って1Rが始まるところから。
ジャブ、右ローと放っていき、ことごとく当たりました。
相手の動きがあまり良くないです。
相手のミドルキックも全てカット出来ました。
失礼ながら、実力の差は明らかでした。完全にこちらの方が上手でした。
しかし、それより何より私が自分自身の身体ではないように重い。
パンチ、キックとどんどん当てていきますが、倒せない。
2Rになる頃には、私の動きが完全に鈍り、泥試合へ突入。
あとで動画を確認しましたが、応援も途切れ、会場全体がしょんぼりした雰囲気に。
老人同士の殴り合いを見るような哀れんだ熱量。
170試合ありましたが、最も盛り上がらなかった試合と言っていいでしょう。
死にたくなるような絶望感を覚える展開となりました。。
結果、私が一方的に殴り、しかし、倒せず、判定勝利という結果だけ残して、リングを去りました。
気付いたこと
2つあります。
①減量のやり方がわかっていなかった
無理やり食べる量を減らして、体重が減り出すとそれこそジェットコースター。
食べても食い止めることができませんでした。
というか、減り始めてから、もっと食べなければいけませんでした。
半月、1ヶ月という単位で調整を失敗しました。
せめて、前日がっつり食べていれば、リカバリーできたかも。。
②強くなるためには減量するべきではなかった
プロであるならば、自分より小さい相手と戦うために減量します。
前日計量なので、計量が終わればすぐに体重を増やして、いつもの自分になることで、契約体重よりも大きくなることができます(当然、相手も同じことやりますが)。
しかし、アマチュアは当日計量。
しかも、プロで飯を食うわけではないのですから、勝ち負けの結果よりも、「とにかく強くなり続ける」ことに重きをおくべきでした。
そう考えると、自分のような痩せタイプは「身体を大きくする=強くなる」につながると思うのです。
なので、減量なんてやる必要なかった。
上の階級でやるべきでした。。
減量の途中で気付きましたが、一度決めたことなのでやりきろうと思いました。
ですが、「体重を減らしただけ」で、案の定良い結果が得られませんでした。
死にたくなるような気分のときに
ガス欠のだらしない試合内容に会場にいた仲間は、呆れてなのか、寂しさなのか、笑いのネタにすらしづらい状況だったようです。。(努めて、私はネタにしましたが…)
会場にいなかった仲間は、「勝ちは勝ち。気にするな」と言ってくれます。
実際に試合内容を見ていたら、そんな温かい言葉をかけてくれたかどうか……。
自身で動画を見返して、情けない内容に、本当に泣きたくなりました。。
その気分から、少し時間が経過して精神的に回復したので、ブログを書くことにしました。
母親からは動画を送ってくれと楽しみにしているらしく、これまた一つ辛い仕事が残っております。
趣味なのに、なんでこんな思いをしてんだと思われるかもしれませんが、何とも言えない気分にまとわりつかれております。
ここ一ヶ月は仕事が忙しく、特に出張が多かったこともあり、運動ができない状況で体重を減らすとなると、食事を減らすという選択肢しか考えられませんでした。
また、例によって寒くなってきて体調が悪くなり、今回こそは絶対に風邪はダメだと運動を控える(=食事を控える)という悪循環を生みました。
こんな状況でリングに立てただけでも大したものだ、と自分を慰めることで、多少気休めにはなっています。
試合が終わり、あれやれこやとやりたいことがあったのですが、今一つモチベーションが上がっていないです。
肉体的なダメージはほとんどありませんが、精神面は少し回復まで時間がかかりそうです。
未だ負けはありませんが、勝ってもこんな辛い思いをするのかと、人生の厳しさを痛感しましたという話。