くんぺいのブログ

映画の話を中心に31歳サラリーマンが思うあれやこれや。結局、書くこと決まってないです。

世界一キライなあなたに

最強のふたり』との違い

障害者の富豪と負け犬人生を送る介護者、という構造は最強のふたりに類似する設定でした。

が、男と女になることで、当然ながら恋愛に発展していきます。

最強のふたりは、それほど違和感なく観られますが、本作は色々と考えてしまった人が多いのではと思いました。

 

障害者になったからとは言え、「金持ちのイケメンに惚れてしまったダメ貧乏女子」な話とどう違うか

障害者となったからとは言え、顔は最高。

お金もあって、家族の仕事も紹介してくれたり、何でもありの男。

そこでふと気付きます。

ただの「金持ちのイケメンに惚れてしまったダメ貧乏女子」って話になっちゃってる? 大丈夫か?と。

「こういう状況でなければ、あなたは私に見向きもしなかったでしょう」的なセリフが、主人公ルーから出ますが、まさにその通り。

障害者で誰も見向きしてくれないから、貧乏家庭を助けてくれたから、そんな邪推というか、純粋に見られない自分がいました。

ただ、お互いのニーズが合致しただけか、と。

 

結末は涙なしには観られない

しかしながら、その結末に涙した人は多いと思います。

 

 上記環境諸々に対して、立場によって色々と意見の出てくる良い映画です。

感じ取り方は人それぞれだと思いますが、やはり最後は涙なしには見られないでしょう。

ごたごた言ったけど、やっぱり好きだったんだから。

良作です。